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About us

 

尊き“い”を畳に込める。

畳に重ねたこころを届ける。そんな畳屋でありたい。



工房で一人、ふと思うことがある。
畳屋の役割とはなにか。

 

ただ黙々と畳という製品をつくり、お客様に届けるということだろうか。

 

素材となるものをそのつくり手から受け取り、かたちにして、お客様の元へ届ける。

 

どんな素材を受け取り、どのようにお客様に伝えるか。
つまり、この手次第で素材を生かしたり、生かせなかったりするということ。

 

 

“い草”とは単なる素材かもしれない。

 

しかし、そこには確かに、つくり手の情熱や美意識、敬意や危機感…と、
様々な想いが複雑に入り混じった“こころ”が沁みついている。
畳屋の役割とは、きっと。そんなこころを畳に込め、届けるということ。

 

そんな畳屋でありたい。

 

 

い草。それは美しく、時には力強く、はなやかに、暮らしに味わいを添える“い草”。

 

そして、つくり手のこころを結ぶ“意(い)草”。

 

そんな尊き“い”を畳に込める。